食品ニューテクノロジー研究会講演:東京大学大学院・農学特任教授 朝倉富子氏

図2 飲み込みやすさの客観的評価方法の確立

図2 飲み込みやすさの客観的評価方法の確立

 ●「触覚とくに口腔体性感覚の老化と対応食品」 東京大学大学院・農学特任教授 朝倉富子氏  口腔は消化吸収の最初のステップだ。食物を噛(か)み砕き、嚥下(えんげ)で次の消化器官へと食塊を送る。加齢に伴い、咀嚼(そしゃく)能力、嚥下能力は衰え、それに起因する誤嚥(ごえん)性肺炎は大きな社会問題になっている。このような背景の下、「スマイルケア食品」など摂食障害を持つ人が食品を選択する指針が示されているが、嚥下対策食品を開発するにあたって、製品が飲み込みやす

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