食品ニューテクノロジー研究会講演:奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校・河野一世氏

図3 食と農の連接を生み出す、担い手の育成

図3 食と農の連接を生み出す、担い手の育成

 ●「多様な食文化を次世代にどう引き継いでいくか」 奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校フードクリエイティブ学科学科長 河野一世氏  〈だしの多様性〉日本人は、「飯・汁・菜(おかず)」で構成される食事様式を800年以上継承してきた。汁と菜の工夫で、季節ごと、地域ごとに多様性を持たせ、栄養のバランスも取りやすい。油を使う習慣もなく、「だし」のうまみを生かした食事が基本だった。だし素材は鰹節、昆布、煮干しなどさまざまで、嗜好(しこう)性が高く日本の代表的

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