EU、欧州産EXバージン・オリーブオイルキャンペーン実施 今年も日本市場啓蒙

EUキャンペーンに出展したエキストラバージン・オリーブオイル

EUキャンペーンに出展したエキストラバージン・オリーブオイル

 欧州連合(EU)は、今年も「ヨーロッパ産高品質エキストラバージン・オリーブオイルキャンペーン」を日本市場で実施した。昨年から3年計画でスタートした同キャンペーンは、今年で2年目となる。

 9月26日には、東京都中央区のスペインクラブ銀座でメディアおよび関係者向けのステークホルダーランチを開催。イタリアとスペインからシェフとオリーブオイル専門家が来日し、オリーブオイルを使った料理のデモ、高品質のオリーブオイルについてのプレゼンテーションを行った。

 25~28日には業務用食材卸大手の久世、全国のスーパーマーケットが加盟する全国スーパーマーケット協会、大手商社が加盟する油糧輸出入協議会の全面的な協力を得て、エキストラバージン・オリーブオイルのテイスティングをセミナー形式で実施した。また、こだわりやなどの大手販売店では店頭プロモーションとスタッフトレーニングを実施した。

 キャンペーンをけん引するスペインのオリーブオイル業界団体の一つであるQvExtra!のアルフォンソ・J・フェルナンデス・ロペス氏は「今回の来日で、日本におけるオリーブオイルの関心が非常に高いことを実感した。一方で正しい情報が少ないので、今後も積極的に啓発活動を行いたい」と語った。

 またイタリアの業界団体であるCEQ Italiaのパスクアレ・コンスタンティーノ氏は「エキストラバージン・オリーブオイルにはさまざまな風味がある。繊細な日本の食事にもオリーブオイルが合うことを伝えられて有意義であった」と語った。

 同キャンペーンは、QvExtra!とCEQ Italiaに加盟している企業の製品を中心に高品質のオリーブオイルのプロモーションを行うもので、両団体に加盟するオリーブオイルには酸度が0.3%以下であることなど、厳しい品質基準が定められている。

 日本での活動は、来年度まで継続される。

 (根本千代子)

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