長野・山梨地区新春特集:小売流通=市場縮小、生き残りへ 足場固め急ぐローカル勢

小売 特集 2019.01.14 11819号 07面
2月開店予定のツルヤ上諏訪店。前百貨店の閉店から8年の空白に地元からの期待は大きい

2月開店予定のツルヤ上諏訪店。前百貨店の閉店から8年の空白に地元からの期待は大きい

昨年8月に閉店したオギノ湯村SC。跡地は所有者が新たなSCへの建て替えを計画している

昨年8月に閉店したオギノ湯村SC。跡地は所有者が新たなSCへの建て替えを計画している

 甲信エリアの食品小売市場は、全国の地方商圏と同様に人口減少や少子高齢化が進み、消費基盤は弱体化の一途をたどる。スーパー(SM)やコンビニエンスストア(CVS)、ディスカウントストア(DS)、ドラッグストア(DgS)など、業態を越えたオーバーストアも変わらず、深刻さを増す人手不足などが店舗運営に影響し、閉店や撤退、倒産なども目につき始めている。SM市場は長野、山梨両県とも地元チェーンが盤石の強さを誇る一方、ドミナント戦略で店舗拡大を図ってきた隣接のリージョナル・チェーンは、勢

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