柄木田製粉など4社共同で「信州の食パン」発売 地産地消を推進

小麦加工 ニュース 2019.04.19 11866号 08面

【長野】柄木田製粉とデリクックちくま、JA全農長野、長野県A・コープは、長野県産小麦を100%使用した「信州の食パン」=写真=を11日、発売した。「長野県の生産者・企業による、長野県の消費者のための食パン作り」をテーマに4社が共同で企画。長野県内のA・コープ27店で販売する。

「耳まで柔らかく食べやすい」食感にこだわり、イーストフードや保存料、安定剤を使わずに柔らかさが長持ちする製法を追求。食物繊維が豊富で香りの強さも特徴的な全粒粉も配合している。製造は、デリクックちくまが行う。価格は3枚(1斤6枚切り)で税別169円。

柄木田製粉によると2011年以降、日本の家庭ではパンの年間消費額がコメを上回っているものの、パンの主原料・小麦の自給率は低いまま。同社は「今後も『県産小麦100%』に加え、ほかの県産農産物も使いながらシリーズ化を図り、地域の活性化、地域農産物の需要拡大につなげていきたい」としている。(西澤貴寛)

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