アサヒビール、ワイン単価を底上げ 入門者、中高価格帯へシフト
新商品の「ボタ・ミニ」を手に持つ福北耕一マーケティング第四部長
アサヒビールのワイン事業は18年、中高級ワインの販売を強化し、単価の底上げを図る。主力ブランド「サンタ・ヘレナ・アルパカ」で初となる上級品を投入するほか、これまで手薄だった有機ワインなど中高級帯の品揃えを大幅に拡充。低価格のチリ産ワインが市場拡大をけん引してきたが、付加価値向上に取り組み、ワイン入門者を中高価格帯へ引き込む狙い。 同社17年のワイン事業の実績は、グループのエノテカを含め前年比3%増の413億円。18年は付加価値品で飲用シーンを拡大す