業務用中心にコメ相場高続く 懸念される需要減

農産加工 ニュース 2017.06.28 11549号 01面

 コメ離れが進む一方、16年産米は作柄103の豊作にもかかわらず、コメ相場高が続いている。大手コメ卸の仕入れ担当者は「玉不足から、北海道や東北の値頃銘柄が60kgで1万5000~1万6000円台」と悲鳴。余裕があるのがコシヒカリで、特に新潟県産は「作柄108の大豊作だったこともあり、1万3000円台の安値」の逆転現象で、特売玉となるケースが増えている。  総務省家計調査を見ると、米価上昇に伴う家庭用精米購入量は減少傾向を強めている。販売競争激化の波は止

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