JA全農にいがた、浅田真央をCM起用 「まおむすび」投入

浅田真央(左)と五十嵐正美県本部長

浅田真央(左)と五十嵐正美県本部長

 今秋の新潟米コシヒカリCMキャラクターに、元フィギュアスケート選手の浅田真央が決定した。25日、JA全農にいがたが発表。新TVCM放映(東名阪と新潟県内で26日にオンエア)やおむすびプロモーション、プレゼントキャンペーンなどで盛り上げ、日本を代表するコメとしての魅力を発進する。

 新CMのキャッチフレーズは「お米の大好きな私に新しいふるさとができました」。ローカル線に揺られ新潟を訪れた浅田が冒頭「新潟に来ました、私ご飯が大好き」と歌を口ずさむ。どこまでも広がる田園風景と明るい人々に出会い、おいしそうにおにぎりを頬張る浅田は、飾り気のない素朴なイメージで、銀盤の上とは異なる魅力にあふれている。同時に、浅田が選んだ新潟食材と収獲したての同県の新米を使った「まおむすび」6品を10月18日、全国の高島屋で発売する。現役時代にコメの持つエネルギーを実感し、練習前には必ずおむすびを食べたご飯党の浅田選手が、新潟米コシヒカリをより多くの人に食べてもらおうことを願い、新潟食材を探し厳選して、商品化に至ったという。

 商品は日本海で取れる自然塩藻塩を使った「新潟県産藻塩むすび」ほか「同鮭の焼漬けほぐし」「同うめぼし」「同にぎすのてりやき風ボール」「同牛の牛肉しぐれ煮」「新潟のふき味噌」となっている。

 25日、東京都目黒区の「恵比寿ザガーデンルーム」で開催された記者発表会の席上、五十嵐正美JA全農にいがた県本部長は「今年の新潟米の出来は上々。幅広い年齢層から指示される浅田さんだけに、新潟米のおいしさや生産者の思いを伝えてくれると確信している」と話した。

 新潟米Webサイトでは、浅田と新潟の人々との出会いや、コメに合う食材を探すメーキングムービーも公開する。

 (佐藤路登世)

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