はくばく、カーブス会員に「もち麦ごはん」試供

サンプリングの効果に期待

サンプリングの効果に期待

 精麦のトップメーカー、はくばくは今期、SNSを活用したデジタルマーケティングの展開や、ポテンシャルの高いユーザーとのコミュニケーション活動を積極展開している。その一環として、女性専用30分フィットネス「カーブス」の店舗で5月下旬から6月上旬にかけ、「もち麦ごはん」のサンプリングを実施した。

 カーブスは、全国1850店舗を展開し、会員数約80万人を誇る。「50代からの健康体操」というキャッチフレーズもあるように、健康志向の強い50、60歳代の会員が8割以上を占める。

 この年代の女性はマスコミなどを通じて、健康効果が盛んに取り上げられるもち麦に関する関心は高いものの、食べたことがない人も多い。そこで、食べたくなる仕掛け作りとして、サンプリング実施に至った。

 実施店舗は5月下旬が愛知、大阪、兵庫、広島、福岡県の西日本主要都市150店舗、6月上旬は北海道、宮城、東京、神奈川、山梨県の東日本主要都市150店舗だ。

 その結果、「興味はあったが、食べたことがないので、うれしい」「もち麦大好き。食感がぷちぷちしておいしい」などの声が寄せられた。

 一方、同社はこれに先立ち3月、精麦専用Webサイト「おいしい大麦研究所」を立ち上げ、大麦に関する健康情報やレシピ、炊き方など多様な情報を発信。サイト上で「大麦シリーズ実感Wキャンペーン」を8月末日まで実施している。

 具体的には、キャンペーン動画を見て「クイズに答えてJTBギフトカードが当たる」と「対象商品を買って豪華賞品が当たる」のオープン・クローズドの二つで構成。炊き方が簡単な点や通常の食生活では不足しがちな食物繊維が、サツマイモより多く含まれるなど、キャンペーン動画の内容が話題を呼び、SNS中心にネット拡散しているという。

 (佐藤路登世)

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