大手総合卸7社16年度決算、上位集中化で増収基調継続 経常増益は3社

卸・商社 決算 2017.07.24 11562号 01面

 全国展開する大手総合卸7社の16年度業績は増収基調を継続したが、経常増益は前年の5社から3社へ減少した。上位集中の流れと低温カテゴリーの強化などで売上高の拡大や粗利率の改善を果たしつつも、労働力不足に伴う物流費などコストの上昇が響いた格好だ。業界の経営指標となる経常利益率1%を達成した卸は前年同様に1社のみにとどまった。16年度は、大手CVSの大規模な帳合変更が各社の業績にインパクトを与えたのも特徴だ。  (篠田博一)

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