熊本地震から1年 工場再稼働までの歩み マルキン食品・阿蘇工場(上)目の前に広がるがれきの山

農産加工 連載 2017.04.17 11513号 05面
特に被害が大きかった包装・梱包室。天井や壁が崩落し、がれきが床を覆い尽くした

特に被害が大きかった包装・梱包室。天井や壁が崩落し、がれきが床を覆い尽くした

坂本秀文常務取締役生産本部長

坂本秀文常務取締役生産本部長

 納豆や豆腐、コンニャク、ところてんなどを製造・販売するマルキン食品は、昨年4月の「熊本地震」で県内の各工場が被災、特に震度7の直撃を受けた熊本県阿蘇郡西原村の阿蘇工場では、製造現場が壊滅的な被害を受けた。「元の工場の姿に戻せるのか」。目の前の絶望的な光景に戸惑いながらも、社員と関係者は歩みを進め、約2ヵ月で再稼働を果たした。その軌跡を追った。  4月14日に発生した熊本地方を震央とするM6.5(気象庁観測)の地震では、幸いにも阿蘇工場での被害は少なく

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