17年味噌出荷、底打ち前年維持 格差拡大も回復の兆し

 味噌の出荷量の減退が底を打ち、業界ではV字回復への期待が高まっている。全国47組合887社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会によると、17年の累計出荷量は40万9583tで前年並みを維持した。業界団体が進めるPR施策が奏功したことに加え、好調だった輸出や業務用、即席味噌汁への供給が貢献した。安売りが是正され、付加価値商品の売上げが伸びたことも寄与した。ただ、大手が業績を伸ばす一方で中小メーカーの業績は依然として厳しく、業界全体の景気が上向いているとはいえない状況にある。(

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