大日本印刷、アルコール飲料用紙容器を開発 香り逃さず風味維持

低吸着包材を使用した口栓付きのアルコール飲料向け液体紙容器

低吸着包材を使用した口栓付きのアルコール飲料向け液体紙容器

 大日本印刷はこのほど、内容物の風味を長期間保持できるアルコール飲料向け液体紙容器を開発した。アルコールに含まれる香気成分がフィルムに吸着することを抑制し、風味を保持したまま常温での流通・保管を可能にした。充填(じゅうてん)機などの既設の生産ラインに組み込め、設備改修や新規設備導入などは必要ない。清酒・焼酎などの酒類業界向けに販売、19年度で年間3億円の売上げを目指す。  同社はこれまで食品分野で長年培ってきたフィルム製膜技術とラミネート技術を応用し、

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