「乳幼児栄養調査」を読み解く 育粉・BF市場のターニングポイント(1)母乳育児定着裏付け

乳肉・油脂 連載 2016.10.19 11429号 01面

 厚生労働省は10年ぶりに「乳幼児栄養調査」を実施し、その結果を公表した。ポイントは母乳育児の定着が数字で裏付けられたことだ。この結果は、育児用調製粉乳・ベビーフード(育粉・BF)メーカーの商品戦略に影響する。国も母乳育児の安定を確認したことで、乳児(1歳未満)の栄養より幼児の栄養摂取へ関心が移っていることがうかがえる。こうした流れは高月齢幼児食市場の拡大可能性も示唆する結果で、幼児向け加工食品に取り組むメーカーの戦略にも変化が見られそう。そこで、育粉・BF市場のターニングポ

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