白子、半世紀ぶりの赤字 改定浸透で今期堅調

水産加工 決算 2017.07.10 11556号 02面

 白子は前3月期、4年連続の原料高、ギフトの大幅減が響き、半世紀ぶりの赤字になった。経常損失額は8億0100万円。品質重視を貫き、原料不足を新海苔で補ったのが特に影響した。5月から商品値上げと減量を進めて浸透。今期販売は計画通りと堅調に推移し、仏事・海外拡大とともにV字回復を必達する。  海苔の加工大手で、年間取扱量は5億枚弱。相場高が減益に直結した。赤字は1968年の倒産・再生以来。国産海苔は史上初の連続高騰、1枚の平均単価が30年ぶりの13円07銭

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