胃心伝真=選択と疑問

総合 コラム 2017.07.10 11556号 01面

 息子が2歳2カ月になり、反抗し始めた。まだ言葉だけの反抗、否定にすぎないが、飽きずに続ける、おうむ返しの末尾に「ない」が付くようになった。いたずらに彼を否定すれば、「じゃないじゃない」の掛け合いが止まらない▼2日投開票の東京都議選は自民党が否定された。1強の慢心、小池百合子知事の改革人気、公明党の組織票、中選挙区単記制など要因はさまざまある。否定は選択であり、都政は理由を探って解決し、都民は今後も議会政治を問い続けるのが義務▼模倣から始まり、否定と選択に至り、疑問と解答を積

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