拡大進むタイのハラール産業 日本の加工技術に関心も

総合 ニュース 2018.11.12 11794号 08面
ハラール食品の普及を目的に行われたタイ・イスラム中央委員会によるイベント=提供写真

ハラール食品の普及を目的に行われたタイ・イスラム中央委員会によるイベント=提供写真

 仏教徒が全人口の90%以上を占めているタイで、ムスリム(イスラム教徒)向けの食品開発や輸出が拡大している。輸出総額は年間2000億バーツ(約7000億円)を超え、年成長率は7~8%台にも達する。背景として世界的にムスリムの人口が増加していることや、中東などからタイを訪れる旅行客が増えていることなどが挙げられる。イスラム教の戒律で許されたハラール食品の開発ノウハウも蓄積されて来ており、食品加工分野で優れた技術を持つ日本企業が活躍できる余地も取り沙汰されている。(バンコク=ジャ

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら