台湾にCAS機能生かす水産加工場 安永生物科技、養殖魚を世界へ

水産加工 ニュース 2018.11.05 11791号 01面
アビーの大和田哲男社長(左)と台湾・トプコグループの郭智輝会長

アビーの大和田哲男社長(左)と台湾・トプコグループの郭智輝会長

 台湾の大手企業グループが出資する安永生物科技は、アビーが開発した先端技術を新工場に導入し、水産物の世界販売に乗り出す。取り入れたのは細胞組織を生かす「CAS(セル・アライブ・システム)」機能を搭載した急速冷凍装置やアジア最大の低温保管庫。“鮮度”を武器に陸上での循環型完全養殖事業に着手する。加工したクエやスズキはCASで冷凍保存し、高付加価値商品として中国をはじめ東南アジアに売り込む計画だ。  CASは食材に含まれる水分子をコントロールして細胞組織を

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