日本ゼネラルフード、ラインワークス導入 意思疎通円滑に業務効率向上目指す

外食 ニュース 2020.04.08 12036号 05面
ビジネス版のラインでもスタンプが使え、視覚的に分かりやすく内容が伝えられる

ビジネス版のラインでもスタンプが使え、視覚的に分かりやすく内容が伝えられる

ビジネス版LINE「LINE WORKS(ラインワークス)」を提供するワークスモバイルジャパンは全国に1095拠点を有し、企業、学校、医療、福祉施設向け給食サービスなどを展開する日本ゼネラルフードが社員1800人に対し「LINE WORKS」を導入した。

各拠点の店長と社員のうち、1800人に対して「LINE WORKS」をインストールしたタブレット端末を配布、社員が会社の情報を場所や時間に関係なく閲覧できる環境を構築した。未読・既読状況が確認できる機能で、情報を閲覧できていない店長や社員を把握し、フォローアップを行うことで、確実な情報共有が可能となった。

今後、献立、各拠点の業務改善成功事例に関する情報共有も、チャットや動画配信を通じて、迅速に行える環境が整うことで、日本ゼネラルフード全体の業務効率が向上し、社員がより働きやすい環境の実現につながることが期待されている。

新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、新入社員の研修をオンライン化し、研修フォローアップでの活用を進めている。

日本ゼネラルフードは、各拠点にいる店長や社員に対し、メールやグループウェアを通じて、食中毒警報・注意報や労災防止の取組みなどの情報共有を行っていた。しかし、メールやグループウェアでは、配信した情報が店長や社員に伝わっているかを把握できない課題があった。

また、各拠点で情報を閲覧するには、主に店長が利用しているPCを使うほかなく、店長以外の社員への情報伝達が難しい状況にあった。

●「LINE」と同じ使い勝手

「LINE WORKS」は、チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、仕事で活用できる充実した機能を備えた「ビジネス版LINE」。なじみのアルアプリケーションアプリ「LINE」と同じ使い勝手で、ユーザー教育も必要なく、導入したその日から誰でもすぐに使える。

有料版はビジネス用に管理・セキュリティー機能が高く、2019年8月に発表された「ソフトウェアビジネス新市場2019年版」(=富士キメラ総研調べ)では2年連続で有料ビジネスチャット国内シェア1位を獲得している。(江端哲也)

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