ギフト・ショーでプラスチック代替品の展示が相次ぐ

ベトナムの植物を使った「グラスストロー」

ベトナムの植物を使った「グラスストロー」

パーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2019」(3~6日開催)では、環境問題が深刻化しているプラスチックの代替製品の展示が相次いだ。

シェアハウス運営などを手掛けるユピテル・ジャポン(北海道札幌市)は、ベトナムの植物を使った「グラスストロー」を出展した。農薬、肥料を使わずに育てた植物から、1本1本手作りで製造。耐久性に優れ、水に溶けたり、ふやけたり、膨張の心配はない。サイズは直径5~8mm、長さ約22cm。100本入り10箱で税別8000円。

TW・PLAN(大阪府東大阪市)は、韓国製の100%プラスチックフリーのストロー「La Straw」を紹介した。成分はコメ70%、タピオカ30%で、すべて食材で構成されているのが特徴。ただ、水に長時間浸すと変色やゆがみが生じる。ストローのほか、ビニールパック、メーク用品、食器などさまざまなプラスチック代替品として応用できる。

貿易事業を手掛けるリョーショー(埼玉県入間市)は、紙ストローを展示した。中国で生産したもの。カラーも含めて、口径や寸法などユーザーの求めるさまざまな形状に対応可能。食器の製造を手掛けるAnzhu・Bamboo・Craft・Factory(中国安徽省)も紙のストローや食器類などを展示。中国でもプラスチックから紙への移行が進んでいることをアピールしていた。(藤村顕太朗)

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