新型コロナ:HubTokyo、食の起業家支援で業務用キッチン貸出し

外食 ニュース 2020.05.27 12056号 04面
FUSE内にある飲食業の起業家向け業務用キッチン

FUSE内にある飲食業の起業家向け業務用キッチン

起業家のコミュニティー「Impact HUB Tokyo」を運営するHub Tokyo(東京都)は浜松いわた信用金庫と連携し、新型コロナウイルスの影響を受けた起業家を支援するイノベーションハブ拠点「FUSE(フューズ)」内で、実践的な仮説検証を行いたい食の起業家向けに、20日から業務用キッチンの利用者を募集している。

飲食業の起業家に特化して業務用キッチンの利用申し込みを受け付けるとともに、経営や事業計画を見直すための伴走支援も行う。試用期間は7月末までで、光熱費・ゴミ処理費用などの実費のみで利用でき、時間貸しで利用可能。業務用キッチンは、焼き菓子製造や仕出し・惣菜製造が可能で、デリバリー業務や弁当販売業務の営業ができる。

また、キッチンに併設されたイートインスペースを利用して、顧客から直接意見を聞くなどのテストマーケティングも可能。FUSE公式サイトの専用フォーム(https://forms.gle/hTbV94zgsRL66dkv6)から応募後、面談などの選考プロセスがある。

FUSE内では、業務用キッチンの貸し出しのほか、起業家が抱える経営課題の解決につながるテーマで、オンライン・ワークショップも開催する。現在、FUSEは閉館しているが、緊急事態宣言解除の状況に合わせ、徐々に開館を実施。6月からプレオープンとして限定的な時間帯で営業をはじめ、利用希望者の利用を開始する。FUSEは、7月末に静岡県浜松市のザザシティ浜松中央館地下1階にグランドオープンする予定。(藤村顕太朗)

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