新型コロナ:いわくら観光振興会ら、飲食店へ手作りマスクで支援

総合 ニュース 2020.04.10 12037号 02面
飲食店などで掲示されるポスター

飲食店などで掲示されるポスター

【中部】NPO法人いわくら観光振興会(愛知県岩倉市)と尾張地区で葬儀場を展開するシオン(同県江南市)グループのシオン倶楽部は3月16日から、協働の取組みとして市民から寄贈された子ども用手作りマスクを岩倉市内の参加飲食店など16店舗(3月末時点)で希望者に1人1枚の無料配布をし、安全性をアピールした来店訴求を図っている。岩倉市役所1階の市観光情報ステーションで、マスクを寄贈した人には、感謝状やBOXティッシュ5箱、参加飲食店の特典付きクーポン券を渡している。

同法人は毎年冬に岩倉市内で「いわくらランチスタンプラリー」を開催してきた。新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店の苦境に接したことがきっかけとなった。地域イベントに取り組んできたシオン倶楽部は「ますますくらしやすい~わ大作戦」と題した市民参加型企画を立案し、両者は善意と地域経済への働きかけを進めている。

両者はこれまで防災関連の産学官連携イベントなどを開催し、地域活性化、まちづくり活動に取り組んできた。

3月末時点で、マスク寄贈は301枚、配布は208枚。引き続き、寄贈・配布は行っていく。

市民からは「感染拡大に対し、何かしなきゃいけないと思っていたが、自分だけでは何をしていいか分からないところにこの企画を知り、これなら参加できる」という声があった。(藤田順也)

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