胃心伝真=低インフレ

総合 コラム 2019.09.11 11939号 01面

 現政権は雇用の改善・株価の上昇・企業利益の急増といった成果を吹聴するが、深刻な人手不足にもかかわらず賃金は伸び悩み、多くの人が「景気回復を実感できない」状態が続いている。日本経済は低成長・低金利・低インフレが常態化し、今後も急激な人口減少の中で経済成長は期待薄だ▼中央銀行は異次元の金融緩和を続けたにもかかわらず、なぜ2%インフレ目標を実現できなかったのか。労働力不足なのに、なぜ賃金は上がらないのか。低インフレのまま、デフレから脱却しているのではないか。巨額の財政赤字が積み上

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