今秋のサンマ漁、依然低調か

 水産庁は30日、8~12月のサンマ漁況見通しについて、北海道東から常盤海域にかけて「来遊量は前年を上回るものの、一昨年を下回る」と発表した。歴史的な不漁が続くサンマ漁だが、今年も漁獲量の十分な回復は見込めないもよう。また29cm以上の適正サイズの魚体(1歳魚)が漁獲物中に占める割合は50%を下回り、その平均体重は昨年を上回る120~140gが主体となると予想している。漁場は9月の一時期(上~中旬)を除き、公海が中心となるとみている。(本宮康博)

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