21年度食料自給率 カロリーベースで微増、生産額ベースは過去最低に 農水省

総合 ニュース 2022.08.10 12447号 02面

 農林水産省が5日発表した21年度の食料自給率は、カロリーベースで38%となり、統計開始(1965年)以来、最低だった前年から1ポイントの微増となった。小数点込みでは37.99%。国内で小麦や大豆の作付面積が増え、また単収も増加した影響が大きい。だが生産額ベースの食料自給率は、国際的な穀物価格や海上運賃の上昇による畜産飼料や油脂・でんぷん類などの輸入額増大、肉類・魚介類の輸入単価上昇、コメや野菜の国産単価低下などが重なり、前年比4ポイント低い63%と過去最低を記録した。

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