カリフォルニアくるみ協会、オンラインセミナー開催 くるみ惣菜メニューを提案

くるみと大豆ミートのハンバーグを使ったバーガー

くるみと大豆ミートのハンバーグを使ったバーガー

くるみと大豆ミートのハンバーグを使ったロコモコ丼

くるみと大豆ミートのハンバーグを使ったロコモコ丼

カリフォルニアくるみ協会は8月26日、SM、CVS、惣菜専門店、惣菜メーカーなどを対象に「~世界の食トレンド最前線から~Afterコロナで求められる、“くるみ”を活用した惣菜の魅力」のテーマで、無料のオンラインセミナーを実施、133人が視聴した。

同協会のYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=XJN7Re95gN4)では3日から、アーカイブ公開している。最新トレンドから見る、クルミの付加価値や機能性、注目のクルミ惣菜メニューを提案した。

米国大使館農産物貿易事務所所長チャンダ・バーク氏は「クルミの新たな活用法を学んでほしい」と述べた。

同協会本部海外マーケット担当シニアマーケティング・ディレクターパメラ・グラビエ氏は「クルミは長期的な健康効果がある優れた食品。植物由来のオメガ3、タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルを含み、腸、心臓、脳の健康、糖尿病などにさまざまな効果がある。プラントベース食材に求められる多くを満たす。次はクルミが惣菜売場で活躍する」と述べた。

同協会本部食品開発・マーケティング担当キース・セイズ氏は「米国の食トレンドとくるみ」のテーマで講演した。セイズ氏によれば、クルミは肉の味や食感を再現できる。プラントベースのハンバーガーなども進化し、クルミを肉の代用にすれば、多品種の原材料を使用することなく牛ひき肉の味や食感を再現できると話した。

Foodbiz-net.com代表道畑富美氏は「Afterコロナで求められる惣菜」のテーマで、中食と外食のボーダーレス、おうち食卓の価値多様化、コロナで高まる健康効果、地球環境の持続性やSDGsへの関心の高まりについて述べ、クルミ惣菜12品を紹介。日本の伝統食として、普段のメニューにクルミを加える「牛ごぼうのきんぴら」などを紹介した。プラントベースとしては、クルミと大豆ミート、つなぎにレンコンを使った「くるみと大豆ミートのハンバーグ」でバーガー=写真(上)=とロコモコ丼=同(下)=などを紹介したほか、高タンパク・低糖質の切り口でもメニュー提案。

中央化学営業本部北林真帆氏は、プラスチック使用量を削減したクルミメニュー容器の実例を紹介した。

同協会日本代表事務所統括ディレクター福田久雄氏は閉会あいさつで、カリフォルニアクルミの20年の輸入量は1万8503tと過去最高だったと述べた。外食中食での使用は全体の10%にも満たないが潜在市場だと話した。(小島麻由美)

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