大手ビールメーカー、競争と「協調」の時代へ 広がる物流共同化の波

酒類 ニュース 2011.07.04 10509号 02面
会見するアサヒビールの本山和夫副社長(左)と、キリンビールの岩佐英史副社長

会見するアサヒビールの本山和夫副社長(左)と、キリンビールの岩佐英史副社長

 競争だけでなく協調も--。大手ビールメーカー間で、物流などを共同で行い効率化する動きが広がっている。アサヒビールとキリンビールは6月30日、都内で会見し、8月末から両社の物流を一部共同化すると発表した。キリンはすでにサッポロビール、サントリーと物流の共同化を実施しているが、アサヒが同業他社と組むのは初。小口配送や空容器の回収を共同化することで、物流にかかるCO2排出量を2社合計で従来比約22%(196t)削減する。環境負荷の軽減が叫ばれる中での2大ビールメーカーの試みだけに

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