ヒットの兆し:コカ・コーラシステム「檸檬堂」 酒場のこだわりを実現

酒類 ニュース 2019.12.11 11983号 01面

 「檸檬堂」は、コカ・コーラシステム初のレモンサワー専門ブランドだ。18年5月から九州エリア限定で先行発売し、高い支持を受けた。各地のユーザーからの発売を希望する声に応え、満を持して10月28日から全国で発売を開始している。レモンサワー市場への参入は、全世界のコカ・コーラシステムの中で、日本市場に向けた独自の取組みとなる。

 「檸檬堂」の大きな特徴となるのが、皮ごと丸ごとすりおろしたレモン果汁と酒をあらかじめなじませた「前割りレモン製法」採用による、アルコール度数や果汁率の異なる4種類の味わいを楽しめることだ。日本各地の酒場で提供されるレモンサワーのこだわりから学んだ製法となり、いわば「居酒屋のこだわりのクラフトレモンサワーが缶チューハイで楽しめる」点が大きな差別化ポイントとなる。加えて、パッケージにもこだわった。メーンカラーを紺色に統一し、「居酒屋の店主の前掛け」をイメージするなど、ネーミングも含め、“レモンサワーの歴史と文脈”を大切にしている点も特徴だ。発売1ヵ月の販売状況も順調で、手応えを感じているという。(本吉卓也)

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