新型コロナ:アサヒGHD、子ども食堂へ寄付 カルピスなど1億5000万円相当

総合 ニュース 2020.03.27 12031号 05面

アサヒグループホールディングス(GHD)は、こども食堂サポートセンター(運営団体=全国食支援活動協力会)へ、「カルピス」などのアサヒグループの商品約1億5000万円相当の寄付による支援を実施する。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、子どもたちの生活環境が大きな変化を受けていることに対し、居場所を維持し健やかな成長を支援するためとしている。商品はこども食堂サポートセンターが各地の中間支援組織と連携し、全国10都道府県の子ども食堂・児童館などの施設へ届ける。

主な寄付内容(2020年3月19日現在)はアサヒ飲料が「カルピス」(470ml)=写真(右)、「カルピスウォーター」(パウチ300g)=同(左)=約19万本。アサヒグループ食品がフリーズドライ(味噌汁、スープなど)約100万食。なだ万が食品類(スープ、ドレッシングなど)約3万個–となる。アサヒ飲料広報は「3月中には支援を実施する予定」としている。

子ども食堂は、孤立を防ぐことを目的に、多くの人が共に会食する機会を提供しており、近年は家庭環境の変化を背景に、子ども食堂の件数は年々増加傾向にある。

同グループ内のアサヒ飲料は18年から「赤い羽根福祉基金」を通し、全国の子ども食堂に寄付金ならびに「三ツ矢サイダー」と「カルピスウォーター」を贈呈している。寄付金は子ども食堂の連携強化、運営基盤支援、設備整備などに活用されている。(本吉卓也)

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