胃心伝真=待ったなし

総合 コラム 2021.03.26 12205号 01面

 家庭内での調理用途や生使いはもちろん、数多くの加工食品に使われている食用油(油脂)。食の基幹を担う同産業がコロナ禍の影響を受けている。主要原料の生産量がおおむね減少する一方、需要量が増大し、世界的な需給バランスが崩壊。特に20年後半から原料相場やコストが大きく跳ね上がっている▼代表的な油種の有力相場を例に取ると、大豆は6年半ぶり、菜種は8年半ぶり、パームは実に10年ぶりの高値圏を記録。菜種は過去最高の相場値を記録し、“世界の胃袋”である中国の大豆輸入量も過去最高に達した▼2

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