胃心伝真=寒気を願う

総合 コラム 2020.02.10 12011号 01面

 2月16日は「寒天の日」である。2005年のこの日に放映されたTV番組がきっかけで、翌年にかけた「寒天ブーム」が起きたという、やや説得力に欠ける理由だが、自然の寒気を利用した天然製造が一息つくころとあって、その年の繁盛への期待も込められている▼ただ、今季は記録的な暖冬。「寒天の里」長野県茅野市には先週末、待望の寒気が訪れたが「4、5日すれば、また(暖冬に)戻っちゃう」(松木修治・長野県寒天水産加工業協同組合長)。これまでの繰り返しで、歓喜には至らず。遅れの挽回に全力の製造作

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