胃心伝真-41歳寿命説

総合 コラム 1992.02.07 7332号 1面

食生態学研究所所長の西丸震哉氏は「四一歳寿命説」を説き、その中で日本人は今後短命化の道を歩むという▼同氏が説く根拠は五九年(昭和34年)ごろを境に、より楽をしたい、よりうまいものをたらふく食いたい気持ちがその後三〇年余りの長きにわたって短命化・破滅路線をひた走りに走ってきた、という▼人間はもともと飢えと共存してきた。ところが量を充足することで満たされ、動物性蛋白質の十分な摂取が満たされると人間の体の生理機能と逆なところで障害が起こり、病気と共存するようになった。食糧難時代だっ

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