HARD&SOFT創刊50周年特集=バイオテクノロジーの現状と課題

今年1月末、農林水産省農業環境技術研究所は、農林大臣に遺伝子組み換えを導入したトマトの開放系利用(一般的な形での栽培)を申請した。これまで遺伝子組み換えをはじめとしたニューバイオの研究は、生体系への影響を考慮して、農林水産省の指針に基づき安全性の評価を行いながら隔離ほ場等の閉鎖系での実験が繰り返されてきた。今回の組み換えトマトの開放系利用が認められれば、わが国で初めてのニューバイオ品種の登場となり、研究はさらに加速度を増すことになろう。バイオ技術が注目されて十数年程度だが、す

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