胃心伝真=マニュアル漬け

総合 コラム 1992.05.20 7378号 1面

「老舗ののれんにあぐらをかいているような商売は今、通用しない」と自らも戒めるのは上野・薮蕎麦の鵜飼良平社長。同店は明治25年創業、この5月に一〇〇周年を迎えた老舗だ▼三代目の鵜飼さんは老舗の味を頑なに守り続けながらも、従業員の接客・対応に目を光らす。「味と接客サービスについて常に均一な質を提供しなければならない」とプロの心構えを説く。そのため、毎月一回、店長会議を開いて、接客サービスのマニュアルを作って勉強会を行っている▼従業員の接客の質がその店の雰囲気や品格を作る要素が大き

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