食の文化と企業財団 ]1[ 味の素食の文化センター

総合 連載 1992.07.06 7399号 2面

食品界の有力企業は、公益非営利の財団法人を設立して社会貢献に動き出している。基本財産は企業からの寄付あるいは創業者遺産により、篤志活動型の助成財団が多い。財団は学術研究、技術振興、図書資料の収集と公開、表彰などを助成している。企業が公益法人を通じて行う社会的な貢献活動として評価が高まってきた。例えば味の素㈱は、創立八〇周年記念事業の一環として京橋の新本社社屋に別館「味の素食の文化センター」を併設した。この施設は、昭和54年以降十余年にわたって集積した同社の食文化研究を集大成し

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら