92年回顧と93年展望=紅茶、減産で需給タイト
今年の世界茶需給は大きく変動した。生産は年初来アフリカ諸国やインド南部、スリランカが干ばつに見舞われ、インドネシアを除く主要生産国が軒並み減産となった。このため九〇年、九一年と二年連続して増産となった世界生産量は少なくみても八万t、場合によっては一〇万t減産、二四〇万t台となることが見込まれている。主産地のインドでは九一年に七四万二〇〇〇tが生産されたが、九二年は七〇~七一万tにとどまったものと見込まれるし、スリランカも二〇万tを割って一七万五〇〇〇t程度と予測されている。市