日本酒造組合中央会、清酒回復見通し困難

酒類 ニュース 2020.07.15 12081号 03面
大倉治彦会長

大倉治彦会長

 日本酒などの業界団体である、日本酒造組合中央会の大倉治彦会長(月桂冠社長)は9日に開いた会見で、新型コロナウイルス禍で今後の清酒需要の振興策についての質問に対して、「正直分からない」と応じた。清酒市場は5月単月で前年比22%減と需要が急減しているという。「率直に言って現状で具体的な打ち手があるように思えない状況だ」と焦りをにじませた。
 大倉会長は特に業務用の落ち込みの影響が大きいと懸念を示した。大手メーカーは家庭用と業務用でバランスをとって販売して

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら