新型コロナ:ケンミン食品、冷食工場の従業員に慰労と感謝

ケンミン食品は、新型コロナウイルス感染拡大による家庭内食の拡大で、冷凍ビーフンの増産が続いている。4月30日、工場勤務の従業員への慰労と感謝の気持ちを込めて特別手当を支給した。支給額は平均1万円、対象は篠山工場とフジケンミンフーズの119人。

同社では、感染リスクがある中でも冷凍ビーフンの供給を継続させるため、工場と本社の往来自粛や毎朝出勤前の検温の実施など予防に努めている。工場従業員は、こうした感染予防対策をしっかりとった上で外部との接触も避け、休日返上で増産に対応している。

支給に当たり、高村祐輝社長は「社員の皆さんは、子どもの休校や家族への心配がある中でも出勤し、増産のための生産活動を持続してくれている、当社は目下、外食事業やレストラン・給食向け販売は厳しいものの、家庭用商品は多くの人が購入し、食生活の一端を支える社会貢献を果たしている。5月も同様の状況が予想されるが、引き続き皆さんの協力を要請したい」と謝辞を述べた。(佐藤路登世)

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