胃心伝真=新たな出口

総合 コラム 2021.05.21 12230号 01面

 コロナウイスル感染拡大による業務用を中心とした需要減に歯止めがかからず、農林水産省が実施したコメ卸からの聞き取り調査では、21年産の仕入れは19年産と比べ約3割減少させる意向があるといい、ショックが広がっている▼コメの民間在庫は3月末で265万tに上り、前年同月比31万tと高水準で推移している。3ヵ月後には早期新米が登場する中、19年産米がまだ売れ残っており、20、21年産が同じ供給の場に並ぶ懸念の声が聞かれ始めた。出来秋に大量に収穫されれば、価格が大幅に下落する可能性は高

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