「FABEX中部」「東海スーパーマーケットビジネスフェア」開催 満を持して名古屋に

総合 展示会 2021.07.16 12262号 01面
中部食品業界の重鎮らによるテープカット

中部食品業界の重鎮らによるテープカット

 日本食糧新聞社は「第1回FABEX中部2021」と「第1回東海スーパーマーケットビジネスフェア(TSBF)2021」を14~15日、「ポートメッセなごや」第3展示館で開催した。会場には251社が331小間を形成し、初日の14日は予想を上回る5752人が来場した。FABEXは、惣菜・デリカ・中食・外食・給食・配食の業務用専門展「ファベックス中部」と、和・洋菓子・ベーカリーに関わる商品開発専門展「中部デザート・スイーツ&ベーカリー展」で構成。東京や大阪に続き、中部食品界の要請を受け、満を持して名古屋初開催となった。TSBFは、エリアスーパーマーケットをターゲットにした業界の発展と課題解決に向けた商談型展示会だ。

 オープニングセレモニーでは、小林勝利東海農政局長やTSBF後援企業代表幹事の中野義久ヤマナカ社長ら13人でテープカットを行った。

 主催者を代表し、今野正義日本食糧新聞社会長CEOが「中部地区を代表する17社の有力小売業とタッグを組んだ、まさに新タイプ・食の総合見本市で、新たな試みへ、心一つに挑戦するすべての関係者に、感謝と拍手を送る。すでに未来の当たり前が始まっている。明日への潮流を見据えた、笑顔膨らむビジネスがかなうことを祈念する」とエールを送った。

 来賓の小林東海農政局長は「東海地区は食品製造業の一大産地であり、本イベントを通じてさらなる発展を期待している。海外市場にも目を向け、輸出にもチャレンジしてほしい。さらに、当省が策定した食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立を実現する、中長期戦略的方針『みどりの食糧システム戦略』に関しても、エリアで取組みを開始した」とアピールした。

 TSBF後援企業を代表し中野ヤマナカ社長は「何度も延期しただけに、皆さんの努力で盛大な開催にこぎ着け、感謝している。様相が激変する食品界にあって、ポストコロナ見据えた新ビジネスが始まっている。本展示会で多くのことを発信したい」と意気込んだ。(佐藤路登世)

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