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近畿中四国卸売流通特集2018.08.30 11755号 01面

食品卸売流通業界・生産性向上図り変革を

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2018.08.30 11755号 01面

三井食品関西支社「関西メニュー提案会」OMMビル 2018.7.18
三井食品関西支社「関西メニュー提案会」OMMビル 2018.7.18


 卸売業は中間流通業として、大きな消費拡大が見込めない現状の環境で、小売業と一体となった提案型営業に注力し、変化が著しい市場動向に対応してきた。

 大阪北部地震では自社倉庫の一部損壊や廃棄商品の発生、西日本豪雨では展示会の中止や物流が一時滞るなど、被害が出た会社が見られた。酷暑に見舞われた今夏は、消費者の購買意識にも変化が出ていて、対応に迫られた。

 小売市場の大手チェーンによる寡占化が加速度的に進み、オーバーストア状態が恒常化している中、業種業態の垣根を越えた厳しい価格競争は続・・・
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特集その他の記事

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  • 共同企画販売では、メーカーの積極的な動きも目立つR-net 近畿地区地域卸動向=新分野展開で活路 R-netは拡大効果(2018.08.30)

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  • 地域密着の商品調達力、商品提案をアピール(中村角) 中国地区卸売流通動向=基盤・機能強化へ取組み進展(2018.08.30)

     ●目指すは「なくてはならない存在」

     【中国】中国地方では、商社主導による全国卸の再編が一段落し、各社は時代に対応した組織変革や機能強化、新事業領域拡大といった次世代へ向けた段階へとステップアップを始めている。激変する市…

  • 旭食品四国物流センター 四国地区卸売流通動向=大手卸各社の直接対決に(2018.08.30)

     四国は全国でも人口減、高齢化が進んでいる最たる地域。人口は400万人を割って376万人(2018年4月1日現在)となった。高齢化率も全国平均26%に対して4県とも平均で30%を超えている。

     将来の高齢化率は人口問題研究…

  • 近畿地区大手卸展示会 魅力ある売場づくり提案(2018.08.30)

     大手卸各社は今夏、秋冬向けなどの展示会で、差別化商品の訴求、コラボ企画による商材の魅力アップ、鍋つゆカテゴリーの活性化、魅力的な売場づくりに役立つ商品・企画提案、新たな価値を生み出す次世代型の卸機能の充実に向け取り組む。日本アクセス…

  • 今回新たに料飲店関係者約300人を招待 近畿地区大手卸展示会=伊藤忠食品 こだわり商品を拡充(2018.08.30)

     ●業務用分野の強化推進

     伊藤忠食品が7月26~27日の2日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催した夏季展示会「FOOD WAVE2018」は、9月に値頃感のある4500円商品で投入予定の台湾シングルモルトウイスキ…

  • 独自の輸入食材&酒類を数多く紹介 近畿地区大手卸展示会=三井食品関西支社 売場作りをサポート(2018.08.30)

     ●魅力的な商品・企画重点

     三井食品関西支社は「にっぽん元気マーケット」をテーマに、第27回関西メニュー提案会を7月18日、大阪マーチャンダイズ・マート(大阪市中央区)で実施した。魅力的な売場作りに役立つ商品・企画提案に…

  • 「トレンド発信!KATO鍋!」として、売場拡大に向けた提案を行ったテーマコーナー 近畿地区大手卸展示会=加藤産業 鍋カテゴリー活性化(2018.08.30)

     ●西宮なでしこ第5弾も

     加藤産業は7月12、13の両日、神戸市中央区の神戸国際展示場で「第41回2018秋&冬の新製品発表会」を開催した。433社が出展し、4704アイテムを紹介。出展社数とともに、新製品を出品した27…

  • 日本製粉のレガーロブランドとコラボした「ワインとパスタの美味しい関係」 近畿地区大手卸展示会=国分西日本 話題豊富コラボ企画(2018.08.30)

     ●ワイン×パスタ×パン

     国分西日本と国分フードクリエイトは7月12日、帝国ホテル大阪(大阪市北区)で「2018年秋季国分グループ発掘展示商談会」を開催した。出展メーカー約300社がこだわりの加工食品、菓子、冷菓、冷食、…

  • 酒類の温活飲み提案 近畿地区大手卸展示会=日本アクセス 「進化・創造」がテーマ(2018.08.30)

     ●25周年で特設ブース

     日本アクセスは7月19、20の両日、インテックス大阪で「西日本秋季foodconvention2018」を開催した。テーマは今年度から始まった第7次中期経営計画スローガンの「New ACCESS…

  • 菅公博 取締役南近畿支社長 大手卸動向・近畿地区=加藤産業 “提案型営業”で底上げ図る(2018.08.30)

     自販力をコアコンピタンスに、卸売業の「つなぎ」と提案型営業を推進し、取引先との取組み強化を図ることで営業力の底上げにつなげている加藤産業。製造卸としての強みを生かし、PBブランドでは新商品の開発とともに、既存商品のブラッシュアップに…

  • 魚住直之 執行役員西日本営業本部本部長 大手卸動向・近畿地区=伊藤忠食品 「変化への対応」と「基盤強化」(2018.08.30)

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  • 竹内昭二 取締役支社長 大手卸動向・近畿地区=旭食品近畿支社 「立ち売り」など現場を重視(2018.08.30)

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  • 遠藤陽治 取締役専務執行役員関西支社長 大手卸動向・近畿地区=三井食品関西支社 業務プロセス改善加速(2018.08.30)

     新ビジョン「食シーンを共創するプロフェッショナル」のもと、中期経営計画「ACT2020」(17~19年度)を推進する三井食品。初年度となった18年3月期、関西エリアの売上高は前年比5.4%増と高い伸び率を示した。2年目の今期は引き続…

  • 福田雅弘 取締役常務執行役員西日本営業部門長兼近畿エリア統括 大手卸動向・近畿地区=日本アクセス 収益力の回復へ基盤づくり(2018.08.30)

     日本アクセスは、今期から第7次中期経営計画「New ACCESS Way 2020~進化・創造~」に入って「ナンバーワン卸」を目指す。西日本営業部門に今期から責任者として就任した取締役常務執行役員西日本営業部門長兼近畿エリア統括福田…

  • 碇豊樹 代表取締役社長執行役員 大手卸動向・近畿地区=国分西日本 意識改革と見える化を徹底(2018.08.30)

     近畿、中四国の2府13県をカバーする国分グループのエリアカンパニーである国分西日本。グループの第10次長期経営計画のビジョンにある「食のマーケティングカンパニー」の実現に向け、国分西日本でも今期は「意識改革と見える化」をテーマに掲げ…

  • 廣川雄一 代表取締役社長 大手卸動向・中国地区=広川 地域に密着、活性化目指す(2018.08.30)

     【中国】地域に密着した地域卸として地場小売業との共存共栄を目指す広川。昨年の創業160周年を機に、さらなる地域密着の推進を図るとともに、地元瀬戸内海産の海産物や地場農産品を中心とした商品開発や商品展開を進めることでの地域活性化、地域…

  • 寺町豊 執行役員 西日本営業部門長代行 中四国エリア統括 大手卸動向・中国地区=日本アクセス西日本営業部門(2018.08.30)

     【中国】今期から“New ACCESS Way 2020~進化・創造~”をスローガンにした第7次中期経営計画をスタートさせた日本アクセス。中四国エリアでも「フルライン卸戦略の実行」を重点取組み施策のひとつとして、各カテゴリーを強化す…

  • 中村一朗 代表取締役社長 大手卸動向・中国地区=中村角 創業70周年、さらに業容拡大(2018.08.30)

     【中国】今年創業70周年を迎える中村角。瀬戸内海沿岸から九州北部に至るグループ全体の基盤強化を図りながら着実に展開の幅を拡大させている。基本施策であるローコストオペレーションと提案営業のさらなるレベルアップに取り組みながら、次世代へ…

  • 細田博英 執行役員中四国支社長 大手卸動向・中国地区=三菱食品中四国支社 「物流改善」を積極的に推進(2018.08.30)

     【中国】「総合食品商社」を目指したフルラインでの展開強化を図りながら、着実に中四国エリアでの存在感を高めている三菱食品中四国支社。拠点整備などのローコスト化の推進による基盤強化はもちろん、地域性やフルラインを生かした提案力の強化など…

  • 守分孝治 代表取締役社長 大手卸動向・中国地区=藤徳物産 惣菜中心に低温部門へ注力(2018.08.30)

     【中国】地域の総合食品卸として中国地区でナンバーワンの実績を築いてきた藤徳物産。13年末の三井食品との資本業務提携以来、三井グループの一員として、営業力や商品力がよりパワーアップしている。自社の惣菜工場の機能を強化し、惣菜商品群を中…

  • 槇山勝則 営業本部長 大手卸動向・四国地区=旭食品四国支社 カテゴリー超えた営業育成(2018.08.30)

     今期の支社営業のテーマは「カテゴリーを超えた営業の育成」であるとする旭食品四国支社営業本部長の槇山勝則氏。人口など構造的変化と競争の激化から、牙城である四国市場は厳しさを増しているが、現状と今期の方針について聞いた。

     …

  • 今、あらためて地域卸の存在が見直される時期に来ている 地域卸動向=果敢に新ジャンルを開拓 地域を知り尽くした強み(2018.08.30)

     ●小回り利くきめ細かさ

     関西エリアでは、小売業態のカテゴリーボーダーレス化が加速度的に進む。全国小売チェーンなどの相次ぐ出店もあり、オーバーストア状態が恒常化。特に主要得意先の地域小売業は、一層厳しい立場に追い込まれて…

  • 村瀬忠久社長 地域卸動向=大乾 変化に合わせ会社づくり(2018.08.30)

     「大関」ブランドを持つ大乾は、新規開拓に積極的に取り組むとともに、コストコントロールに注力し、収益構造改善に努め、筋肉質な経営体制を目指す。

     18年3月期(第67期)の売上高は前期をやや下回る26億6490万円となり、…

  • 角田勇吉社長 地域卸動向=五大物産 社員の「情報発信力」が鍵(2018.08.30)

     五大物産は「頼れる食品問屋」を目指して取り組んでいる。激変する食品業界の中で、その変化に対応していかなくてはならない。

     18年3月期(46期)決算は、売上高66億6200万円(前年比0.3%増)、売上総利益8億3200…

  • 日阪俊典社長 地域卸動向=大物 「生産性の向上」テーマに(2018.08.30)

     今秋、創業60周年を迎える大物では、昨秋には業務用食品卸「竹内食品」と資本業務提携を結んだのをはじめ、チルド・冷凍食品の取り扱いも強化するなど業容を拡大し、業績は順調に推移している。

     今期(18年9月期)は、「生産性の…

  • 玉置宗克社長 地域卸動向=共栄 購入意欲促す売り方改革(2018.08.30)

     共栄は、和歌山県内を中心に近畿エリアで事業を展開している。縮小する市場にあって地域卸として、共栄ならではの提案型営業で業容の拡大を図るとともに、地域の活性化につなげるべく事業を進めている。

     18年5月期の売上高は25億…

  • 藤澤康雄会長 地域卸動向=藤澤 自社価値訴求で地域貢献(2018.08.30)

     藤澤は北近畿に基盤を置き、環境の変化に素早く対応・適合し、地域に根差した地場卸を基本方針とする。

     18年2月の売上高は前年並みの36億5000万円だが、導入した新システムで受注管理の効率化を図るとともに、加入している「…

  • 柏木壽夫社長 地域卸動向=田辺米穀 一層の経営効率向上図る(2018.08.30)

     田辺米穀は、これまでに食品卸と原材料卸の2本柱で業容を拡大し、県内に確固たる地位を築いている。

     18年3月期の売上高は、36億2600万円(前年比8.2%減)だった。昨年の和歌山エリアでの梅生産量の減少による塩の消費量…

  • 高木誠治会長 地域卸動向=丸正高木商店 「日本必買タカギ」YouTubeにアップ(2018.08.30)

     創業は1929年の老舗の地域卸、丸正高木商店の事業は、大別して四つのカテゴリーに分類されている。(1)外販販売=従来からの卸売(2)店舗事業=卸売ひろば、産直ひろば運営(3)特販事業=企業・法人向けBtoB(4)輸出・お土産-だ。<…

  • 業務用卸動向=関西市場ますます活気(2018.08.30)

     ●各社、独自路線で生き残り策を模索 人員確保や作業効率向上

     関西の業務用卸各社の17年度実績は、大半が増収減益となった。泉平6.7%増、エンド商事1.3%増、尾家産業4.6%増、広栄2.7%増、大洋産業1.2%増などで…

  • 古賀裕之社長 業務用卸動向=トーホー 新中計「IMPACT2020」始動(2018.08.30)

     トーホーの19年1月期は主軸事業の業務用食品卸(DTB15社+C&C3社)で売上げ4.1%増の1884億5000万円、全社で同6.9%増の2220億円、営業利益19.6%増の22億円を計画。今期始動の新中計「IMPACT2020」で…

  • 尾家啓二社長 業務用卸動向=尾家産業 売上高1000億円の大台へ(2018.08.30)

     尾家産業は中計「変革!Grow&Challenge」の最終年度の今期、売上高1000億円(4.5%増)と営業利益率1%の確保を目指す。同時に将来を見据え、東西でかつてない大規模拠点の設備投資も実施。さらに阪南支店では周辺拠点のチェー…

  • 味噌・漬物卸動向=味噌…出荷量再び下降 漬物…天候不順で原料調達不安定(2018.08.30)

     ●味噌 出荷量再び下降も即席は市場活性化

     底を打ったかに思えた出荷量は再び下降トレンドに転じ、上半期は前年を下回った。マーケットを刺激する新商品の発売も少なく、18年は年間を通して苦戦が予想される。

     全国…

  • 和田二郎社長 味噌・漬物卸動向=兵漬兵庫食品 貿易部門をさらに強化(2018.08.30)

     味噌・漬物問屋の兵漬兵庫食品の今期4~7月売上高は前年比8.7%増と好調に推移。貿易部門と主力得意先の伸長が寄与。漬物をはじめとした国内売上げは厳しい半面、多種の商材を扱う貿易部門は拡大路線で、今後も重点分野としてさらに強化する。和…

  • 土屋勇蔵社長 味噌・漬物卸動向=ジャポニックス 社内改革で基盤強固に(2018.08.30)

     味噌を中心としたこだわり商材や独自開発商品の提案で、順調に売上げを伸ばし続けてきたジャポニックス。次の業容拡大を見据え、今期(18年1~12月)は社内改革を推進し、さらなる基盤固めに注力する。商品面では、新たな提案として「味噌フェス…

  • 酒類卸動向=改正酒税法施行が転機(2018.08.30)

     ●共同配送など物流が課題

     少子高齢化が進みライフスタイルの変化や若者のアルコール離れがいわれて久しく、酒類の大幅な需要増は期待できない。アルコールは「酔うため」から「楽しむもの」へと消費マインドが変化する中、料飲店では…

  • 名畑豊社長 酒類卸動向=名畑 今期は過去最高の業績へ(2018.08.30)

     関西最大手の業務用酒類・食品卸の名畑。業務用酒類食品卸のあるべき姿の確立を目指し、名畑ブランドの向上、外食産業の底上げに尽力する。昨年6月の改正酒税法施行を受け、今期は過去最高業績の見込み。増加した利益は物流の品質向上に充て、業界に…

  • 米穀卸動向=高値による需要離れで米価下がる(2018.08.30)

     コメ消費減と単価下落に苦悩する米穀卸業界だが、直近の3年間は連続で値上がりし、今度は高値による販売不振と相場高を販売価格に転嫁できず新たな困難に直面していた。だがその米価がここへきて下がり始めた。

     例えば新米出回り当初…

  • 藤尾益雄社長 米穀卸動向=神明 1兆円規模目指し事業拡大(2018.08.30)

     最大手コメ卸の神明は、積極的なアライアンス活動を通じて、事業規模を拡大している。海外進出にも意欲を示し、日本米の中国向け輸出に本格的に乗り出した。注目を集める藤尾益雄社長に、現況と将来像など聞いた。

  • 北本武社長 米穀卸動向=幸福米殻 「ライスラボ」の完成目前(2018.08.30)

     幸福米穀は、主軸の米穀卸事業のほか、玄米グラノーラや玄米パンなど加工食品、外食、玄米パンや洋菓子専門店を運営するリテール事業など多様に展開している。目下、低コスト生産を実現する新精米工場を建設中で、「ライスラボ」と称し、コメを基軸に…

  • 東山忠雄社長 米穀卸動向=ライスフレンド 独自路線で新規取引拡大(2018.08.30)

     ライスフレンドは、近畿圏有力卸津田物産グループで、営業や販促業務を担っている。地域密着を掲げ、米穀専門店チャネルを強みに、アンテナショップも展開するなど独自路線を貫き、産地との関わりも深めている。東山忠雄社長に、現況と将来を見据えた…

  • 川西孝彦社長 米穀卸動向=幸南食糧 コメの価値と魅力訴求(2018.08.30)

     幸南食糧は、近畿圏中心から九州や関東へと着々と販路を広げる一方、加工食品の製造・販売にも乗り出し、順調に業績を拡大している。さらに「機能性健康米協会」や「日本米飯管理士協会」の運営に尽力するなど、コメの価値向上に余念がない。川西孝彦…