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冷凍食品特集2018.11.30 11802号 06面

市場拡大も伸び鈍化 選択と集中、技術革新を

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2018.11.30 11802号 06面

需要拡大に伴い、カテゴリーが細分化する家庭用冷食売場
需要拡大に伴い、カテゴリーが細分化する家庭用冷食売場

 冷凍食品業界の18年は、原料高はじめ人件費・物流費・エネルギー費など全面的なコスト高の中でスタートし、年後半には市場の変調に直面するなど厳しい年となった。それでも冷食市場トータルでは年間2%強の規模拡大とみるが、伸び率はやや鈍化傾向だ。需要面では堅調を保って推移したが、各メーカーの直近業績をみても利益率はおおむね低下。売上げ増でも営業利益は横ばい、減益といったケースもある。収益環境の安定要素は今年、ドル円為替ぐらい。構造要因から今後も好転は期待薄。労働力不足という供給制約が・・・
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  • 業務用動向=働き方改革が直撃か(2018.11.30)

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     品目別で好調な…

  • “焼き”にこだわる大阪の2工場(2018.11.30)

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  • 隣接するニチレイ・ロジ物流センターに全生産品を自動搬入できる “焼き”にこだわる大阪の2工場=ニチレイフーズ関西工場 手作り品質を再現(2018.11.30)

     ●“ぬって焼いて”増やし差別化

     ニチレイフーズの関西工場(大阪府高槻市)は69年の設立で、来年50周年を迎える。同社直営工場の中でも2番目に古い基幹工場の一つだ。淀川と天王山に囲まれた高槻市上牧に立地し、家庭用・業務用…

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     ●専用技術の集積体

     ケイエス冷凍食品の泉佐野工場(大阪府泉佐野市)は今年で新設後、22年目。同社は冷凍ミートボールでシェア40%強のトップメーカーとして知られ、本社も構える同工場はその全量を生産する基幹拠点だ。眼前には…

  • 竹永雅彦 取締役常務執行役員家庭用事業部長 キーマンは語る=ニチレイフーズ 竹永雅彦氏、福本雅志氏(2018.11.30)

     ◇取締役常務執行役員家庭用事業部長・竹永雅彦氏

     ●家庭用 チャーハン・唐揚げ伸び

     家庭用調理品の9月期中間売上高は前年比8.1%増295億円と市場の伸びを4%上回った。けん引役は戦略カテゴリーの米飯類と鶏…

  • 中野博史 家庭用食品部長 キーマンは語る=日本水産 中野博史氏、松島和浩氏(2018.11.30)

     ◇家庭用食品部長・中野博史氏

     ●売上げ成長を重視の家庭用

     9月期中間の単体・家庭用調理品は、売上高が前年比5.3%増240億円で予算もクリア、利益は減益で予算未達だ。品目別売上げは、米飯類が11%増、うち…

  • 亀山明記 常務執行役員マーケティング&セールス本部販売統括事業部長 キーマンは語る=テーブルマーク 亀山明記氏(2018.11.30)

     ◇常務執行役員マーケティング&セールス本部販売統括事業部長・亀山明記氏

     ●利益苦戦も通期増収へ 輸出に注力

     第3四半期累計(1~9月)のテーブルマーク単体冷食事業は、売上高が前年並みで推移した。利益面は3…

  • 下保寛 常務執行役員国内統括事業部長 キーマンは語る=味の素冷凍食品 下保寛氏(2018.11.30)

     ◇常務執行役員国内統括事業部長・下保寛氏

     ●「ギョーザ」さらなる伸長

     味の素グループ冷食事業の9月期中間は、国内販売が売上高493億円で前年比15億円減、事業利益は18億円と26億円の減益だった。タイバー…

  • 田島正人 取締役専務執行役員家庭用冷凍食品ユニット長 キーマンは語る=マルハニチロ 田島正人氏、大西宏昭氏(2018.11.30)

     ◇取締役専務執行役員家庭用冷凍食品ユニット長 田島正人氏

     ●家庭用 生産管理システム導入

     9月期中間の家庭用冷食ユニットは売上高が前年比2%減298億円、営業利益は横ばいの8億円となった。マルハニチロ単体…

  • 横山亮 専務取締役営業本部長 キーマンは語る=ヤヨイサンフーズ・横山亮氏(2018.11.30)

     ◇専務取締役営業本部長 横山亮氏

     ●市場急変にも対応 最適化でキャパ確保

     9月期中間業績は、売上高(出荷ベース)が前年比2%減となり、営業利益も減益となった。水・畜産物などの原料高と量販惣菜ルートの大手取…

  • JGホールタルト(チョコレート) メーカー動向=日東ベスト 全カテゴリー前年超 2工場の増設を着々と(2018.11.30)

     日東ベストの4~9月期中間は、冷食(業務用)部門の売上高が前年比1.4%増209億円だった。ほぼ全ての商品カテゴリーで前年を上回って推移した。販路別では、外食・惣菜が伸び率は鈍化したが、計画通りの推移。学校給食は横ばい、産業給食は若…

  • メーカー動向=ケイエス冷凍食品 「鶏つくね串」が好調 新製法で風味もアップ(2018.11.30)

     【関西】ケイエス冷凍食品の18年1~10月は、家庭用・業務用トータルで前年を若干割る着地。「強いものをより強く」の方針通り自社品が好調に推移した一方で、仕入れ品が苦戦。家庭用は「国産鶏 鶏つくね串」が前年超の売上げ。さらに「おべんと…

  • 楽らく柔らか骨なしメヌケ西京焼 メーカー動向=大冷 期初予想通り着地へ 受注増に向け生産拡充(2018.11.30)

     大冷の4~9月中間決算は、売上高が前年比2.7%減134億円、営業利益28.5%減4億7200万円、経常利益27.7%減4億8000万円だった。主力の骨なし魚事業は、主力魚種の秋サケ・サンマなどの原料不足や価格高騰による販売鈍化、競…

  • メーカー動向=日清食品冷凍 ラーメン3割増が寄与 下期も伸び率の維持へ(2018.11.30)

     日清食品冷凍の9月期中間連結業績は、売上高が前年比3%増、営業利益も増益で折り返した。グループの宅配ルートは前年を下回ったが、主力である単体の市販用商品が9%増と好調を維持した。単体では以前から注力していた単品力の強化策が奏功し、目…

  • メーカー動向=ユニテックフーズ 冷食に「トレメルガム」提案(2018.11.30)

     ●離水防止・食感維持に効果

     ユニテックフーズは冷凍食品業界向けに白キクラゲ由来の食品素材「トレメルガム」の提案を強化する。低粘度で扱いやすく保水性に優れ、高い冷凍解凍耐性が特徴だ。食品素材の展示会「ifia JAPAN…

  • メーカー動向=ライフフーズ 家庭用フルーツ倍増 通期6~7%の増収に(2018.11.30)

     冷凍野菜・果実メーカー、ライフフーズの9月期中間は売上高が前年比6%増、販路別では業務用と家庭用がともに6%増だった。営業利益は前年並み。注力分野の冷凍フルーツが売上げ60%増、うち家庭用が倍増と全体を大きく押し上げた。売上げ全体の…

  • メーカー動向=昭和冷凍食品 調理冷食が9%伸び けん引した自社工場品(2018.11.30)

     昭和産業グループの粉関連業務用メーカー、昭和冷凍食品(新潟市)の今期1~10月業績は売上高が前年比6%増、営業利益も増益とした。2大事業のうち、冷凍パン生地は売上げ前年並み。一方の調理冷食は9%増と好調で、うち自社工場生産品が13%…

  • メーカー動向=イートアンド 面の拡大で売上げ増「羽根つきチーズ餃子」(2018.11.30)

     【関西】イートアンドの19年3月期第2四半期の食品事業は、売上高7.0%増の71億0500万円と好調に着地した。ギョウザ全体では17%増で、2月末発売の「羽根つきチーズ餃子」がプラスオン。8月末に「羽根つき餃子」が「フタなし」にリニ…

  • メーカー動向=キユーピー 全体の伸び率上回る アイテム精鋭化を継続(2018.11.30)

     キユーピーの業務用食品を手がけるフードサービス(FS)事業は、今期12~10月累計売上高が予算通りの進ちょくとなった。うち冷食は全体の伸び率を上回り、予算も上回った。利益面は鶏卵相場の安定に加え、付加価値の高い商品の売上構成比が高ま…

  • メーカー動向=ヨコオ 赤鶏ブランドを訴求 中食見据え関東に拠点(2018.11.30)

     【九州】ヨコオは、種鶏の輸入から自社内での一貫生産にこだわり「みつせ鶏」「ふもと赤鶏」のブランドで事業展開するメーカー。両ブランドとも、赤鶏同士をかけあわせている点が大きな特徴だ。冷凍食品は現在、外食などへ向けた業務用を中心に展開し…