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スイーツ&ベーカリー特集2018.04.11 11687号 17面

飛翔する品質魂 急カーブで地位向上

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2018.04.11 11687号 17面

世界最高峰の地位にあるジャパンスイーツ。作り手の技術、素材の機能性、販売員のもてなしの心―すべての要素が「品質魂」に直結する
世界最高峰の地位にあるジャパンスイーツ。作り手の技術、素材の機能性、販売員のもてなしの心―すべての要素が「品質魂」に直結する


 ◆すべての作り手が探究心 “もてなしの心”にも脚光

 “JAPANプレミアム”の重要分野として、国際競争力を高め続けている国内食品産業。その中でも急カーブで地位を向上させ、現在、世界的に評価を大きく高めているのが、スイーツ・ベーカリー分野だ。

 欧米の食文化を発端とする両市場だが、最大の特徴は、最終製品はもちろん、構成する原材料・素材も含めたすべての作り手たちが、驚異的ともいえる探究心を持ち続ける点にある。

 近年では伝統文化である和菓子や、売り手として重要な役割を担う販売員の“・・・
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  • 雪印北海道100クリームチーズロイヤルスノー 関連メーカー動向=雪印メグミルク 「ロイヤルスノー」ニーズ応えた一品(2018.04.11)

     雪印メグミルクが、昨秋発売した「雪印北海道100 クリームチーズ ロイヤルスノー」は、実需者の「輸入物に負けない濃厚なコクと滑らかさのある北海道産クリームチーズが欲しい」というニーズに応えた商品。

     本品は北海道産生乳を…

  • 話題喚起中の「マドレーヌ・ア・パルタジェ」 関連メーカー動向=片岡物産 巨大マドレーヌが話題(2018.04.11)

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     製油最大手の日清オイリオグループは、油脂に関する技術・ノウハウを生かした加工油脂製品を多数展開。機能性油脂「ジセル」シリーズ、バター同様の物性を特徴とする「日清ベジバタ300」など定番品を保有、近年では子会社である大東カカオとの協働…

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  • あんみつの具材が一人前ずつ小袋に入っていて、誰でも簡単に「あんみつ」ができる。 関連メーカー動向=銚子屋 「あんみつセット」好調(2018.04.11)

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  • 小口用パイタルト 関連メーカー動向=リボン食品 「パイシェル」最注力へ(2018.04.11)

     【関西】今期創業111周年を迎えるリボン食品は、パイメーカーとして周知を図るべく全方向に向けて精力的に活動する。また、新発売した「小口用パイタルト」「小口用クッキータルト」や、「Pie de TUTUMU(乳菓用)」も注目を浴びてい…

  • とろける口溶けと濃厚感で人気の「金食」 関連メーカー動向=月島食品工業 「ルミナス」人気店で採用続く(2018.04.11)

     加工油脂分野で強力な技術力を持つ月島食品工業では多岐にわたる素材を展開。中でも昨春投入した発酵バターコンパウンド「ルミナス」シリーズは、人気店で採用が続く。

     同シリーズは独自技術「FRI製法」を駆使した製菓・製パン用素…

  • 独自の技術&ラインアップを駆使した提案で香り向上に寄与 関連メーカー動向=三栄源エフ・エフ・アイ 新マスキング香料投入(2018.04.11)

     【関西】三栄源エフ・エフ・アイは製菓・製パン向けの香料提案を強化。焼成による加熱で揮発しやすい低沸点成分の大幅な焼き残りを実現する粉末香料「サンテイスト」や、オフフレーバーのみを選択的にマスキング可能な新たなマスキング香料「フレーバ…

  • さまざまなもち菓子に使用可能 関連メーカー動向=オリエンタル酵母工業 「もちソフト雅」が注目(2018.04.11)

     オリエンタル酵母工業の画期的なもち菓子用老化防止剤「もちソフト雅」に注目が集まっている。新規酵素の採用で、従来品の生地への添加温度75度Cから90度C以下を100度C以下でも使用可能にし、製造工程簡略化・時間短縮と高温添加による微生…

  • デザートメニューにもアレンジできるカフェ用フレーバーソース 関連メーカー動向=丸源飲料工業 多彩に業務用製品訴求(2018.04.11)

     丸源飲料工業はFABEXで同社のスムージー、IQFカットフルーツ、カフェ用フレーバーソースなど業務用製品を訴求する。スムージーは既存アイテムの認知度アップを目指す。IQFでは新商品でカットする手間が不要な「レモンウエッジカット」に加…

  • 低糖質バターロール 関連メーカー動向=フレッシュ・フード・サービス(2018.04.11)

     ●「ウィートブラン」注力

     日清製粉グループのフレッシュ・フード・サービスは、取扱商品が多岐にわたる中、ベーカリー・スイーツ向けの原料素材として伸長しているのが「ウィートブラン」シリーズである。

     不溶性のダ…

  • レッドハーブを上掛けしたソフトクリーム 関連メーカー動向=山眞産業 夏向けハーブ3種発売(2018.04.11)

     【中部】桜から始まる四季折々のスイーツ素材とそのメニューを提案する山眞産業は、「カフェメニューをワンランクアップ」をテーマに、夏向けの新素材として、着色料無添加で澄んだ青や赤の色彩を飲食店メニューに加える天然素材の「ブルーハーブ」と…

  • 「勧進帳」を題材としたオリジナル和菓子と「煎」のセット「わがしばなし」 関連メーカー動向=味の素AGF コーヒーと和菓子 新たな可能性挑む(2018.04.11)

     味の素AGF(AGF)は、和菓子に合うコーヒー「煎」ブランドで、新たな文化創造に取り組む。全国和菓子協会と連携し、コーヒーと和菓子という新たな楽しみ方を提案する「珈琲〓(ラブズ)和菓子プロジェクト」に取り組み、各地の和菓子文化を盛り…

  • 仏産小麦のメルベイユ 関連メーカー動向=日本製粉 お役立ち営業を進める(2018.04.11)

     日本製粉は、製粉事業部門の基本方針としてユーザーとともに課題解決に取組み、「お役立ち営業」をさらに強化していく。

     洋菓子業界に対しては、「パティスリーラボ」と称し、北海道産小麦100%使用の小麦粉「シリウス」や熱処理小…

  • 茶葉タイプは生地に練り込んで存在感を出せる 関連メーカー動向=三井農林 マテリアルティー展開(2018.04.11)

     三井農林は多彩なスイーツで活用できる茶素材「マテリアルティー」を展開、“食べるお茶”として活性化を図る。茶のフルラインメーカーとしてのノウハウを生かし、微粉末茶葉や粉末タイプ、エキスやパウダーなど目的に合わせたラインアップを保有。メ…

  • 配合比率で異なる付加価値の「食事パンを提案、店舗の安定経営を支援する 関連メーカー動向=不二製油 食事パンの差別化推進(2018.04.11)

     不二製油は業界屈指の技術力を武器に、多数の素材製品を展開。メニュー開発でも「ティラミス」や「生パウンド」など多くのヒットアイテムを手掛ける。今春は豆乳クリーム素材「大豆舞珠(まめまーじゅ)」を生かしたベーカリー向け提案を加速。中でも…

  • 「スパウトパック」シリーズ 関連メーカー動向=タヌマ 「スパウトパック」好評(2018.04.11)

     タヌマの新商品「スパウトパック」シリーズが好評だ。同シリーズは、「宇治抹茶蜜」「黒蜜」「みたらしのたれ」「特選黒蜜」の4アイテム。

     これまで業務用として大容量で流通していたものをハンディーな口栓付300gの小容量にした…

  • 希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」 関連メーカー動向=松谷化学工業 希少糖使って味質改善(2018.04.11)

     【関西】松谷化学工業では、多様な機能性がある新時代機能性甘味料「希少糖」の事業化に先鞭を付け、希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート(RSS)」を開発し、製造・販売している。

     同品は、肥満や血糖値上昇などメタボリッ…

  • 抹茶ケーキフィリングを使用した商品 関連メーカー動向=ADEKA 用途、アレンジ性両立(2018.04.11)

     ADEKAは製菓・製パン素材で高いシェアを保有、リテールでも最終メニューの活性化策を展開する。近年では素材の風味を引き立てるマーガリン「ソシエル」、ハイコンパウンドのポンド品「マルシェブルターニュガトー」などラインアップを順調に拡充…

  • 食パンサイズにぴったりのカツサンド用「四角いロースカツ」 関連メーカー動向=四国日清食品 ベーカリーで肉フェス(2018.04.11)

     四国日清食品の「四角いロースカツ(三元豚)」が人気だ。同品は食パンのサイズにピタリと合わせたカツサンド用のロースカツ。デリカ、インストアベーカリー、個店とカツサンドを販売するすべての業態で伸びている。

     原料は豚肉本来の…

  • 「カイノス」使用のパン 関連メーカー動向=昭和産業 「カイノス」で超多加水パン提案(2018.04.11)

     昭和産業は今期、製粉部でのベーカリー向け取り組みとして16年春から発売した創立80周年記念銘柄「Kainos(カイノス)」、「麦の路」2銘柄の拡販に引き続き注力する。

     「カイノス」は、カナダ産高級小麦に特殊製法米粉を加…

  • 明治ラフォルテ 関連メーカー動向=明治 コンパウンドクリーム新規開拓目指す(2018.04.11)

     明治は今期、拡大傾向にあるコンパウンドクリームの販売をさらに推し進める。17年度2桁以上の伸びを達成した「ラフォルテ」を筆頭に、好調な「ルヴェール」「フレリッシュ」など、中食やまだコンパウンドが少ない食品加工での新規開拓に努める考え…

  • ハイホイップEX 関連メーカー動向=森永乳業 「ハイホイップEX」育成・強化図る(2018.04.11)

     森永乳業の17年度クリーム販売実績は、数量・金額ともに前年比微増で着地した。洋菓子個人店のダウントレンドの影響を受けたが、コンビニデザート・食品加工業態が好調に推移した。18年度は原材料価格の高騰や人手不足などが経営を一層厳しくする…

  • 黒糖ミルキークリームロール 洋菓子メーカー・チェーン店の基本戦略=不二家 「お客様満足」を第一(2018.04.11)

     ●来店動機付けに「スイーツの日」 地域性鍵に製品開発

     不二家の前期洋菓子事業連結実績(17年12月期)は売上高284億8700万円で前年比1.7%減で推移。単体の洋菓子は、既存洋菓子チェーン店の売上げ確保という課題に対…

  • (左)=「宇治抹茶ロール(小倉ホイップ)、(右)=「ふんわりワッフル(チョコ)」 洋菓子メーカー・チェーン店の基本戦略=山崎製パン チルドケーキ拡販へ(2018.04.11)

     ●「プレミアムスイーツ」を活性化 CVS対応商品強化

     山崎製パンの18年洋菓子事業の基本戦略は、前期好調に推移した主力の「まるごとバナナ」や「2個入り生ケーキ」を中心にチルドケーキを拡販する。同時に前期苦戦した「プレミ…

  • ホールセールとの差別化が必須なベーカリー。“パン屋の魅力”を収益につなげたい 市場規模2兆円台、近年到達か 進む業態多様化と品質向上(2018.04.11)

     ●市場規模 スイーツ1兆5300億円、ベーカリー4000億円

     国内スイーツの17年の市場規模は前年を1.3%下回る1兆5300億円となった。ベーカリーは微減の4000億円弱(いずれも本紙推定)で着地している。両市場合計…

  • 「たべぷろ」アンケート 食べてみたい高級スイーツは?(2018.04.11)

     ●食べたいのは「有名パティシエがあなた好みに作ってくれたもの」 パン屋では「クロワッサン」

     自家消費や贈答以外の新しい購買目的が増加しているスイーツ・ベーカリー。喫食理由の増加で、求められる価値も多様化を極める。日本食…