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昆布茶特集2018.10.05 11775号 08面

規模安定も構造大きく変化 原料高騰で価格適正化急務

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2018.10.05 11775号 08面

料理用途では鍋物向けの隠し味・ダシが定番だが、“かける”“まぜる”などの提案も活発化している
料理用途では鍋物向けの隠し味・ダシが定番だが、“かける”“まぜる”などの提案も活発化している


 昆布茶市場は今秋も配荷増強とともに需要期が到来、日本伝統の嗜好(しこう)品として売場を構築している。「最古のインスタント飲料」として知られる同市場だが、近年では飲用需要の停滞を料理用途がカバーする構図が継続。市場規模は家庭用で50億円強を長年継続しているが、消費構造が大きく変化している状況にある。18年もこの傾向は変わらない見込みだが、原料高騰を背景に付加価値提案を行いやすい飲用需要の再活性化が望まれる。(村岡直樹、徳永清誠、浜岡謙治)

 ●望まれる飲用需要再活性化

 家庭用市・・・
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