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長野・山梨地区新春特集2018.01.12 11644号 08面

地域市場、崩れるバランス 変化をチャンスに

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2018.01.12 11644号 08面

 新たな年を迎えた長野・山梨両県の食品業界。株価上昇で「バブル再来」もささやかれ出す中、エリア市場は人口減少、高齢化の加速で基盤の弱体化が進み、中央との寒暖差は増す一方だ。本紙が甲信エリアの食品メーカー、卸、小売業、外食業などを対象に行ったアンケートと取材によると、2018年は「消費拡大」「デフレ脱却」に期待が高まっている。

 政府は景気が「緩やかな回復基調」とするが、消費者の財布のひもは緩まないまま。小売チェーンの値下げ競争もあらためて過熱するなど、デフレは脱却どころか再加速・・・
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