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全国味噌特集2018.03.16 11675号 07面

縮小する市場 企業格差拡大 “強み”生かした戦略を

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2018.03.16 11675号 07面


 出荷量の下げ止まりを背景に数字の上ではV字回復に向けた期待が感じられるが、多くの企業が縮小する内需に危機感を強めている。出荷量を押し上げたのは輸出や業務用商品、即席味噌汁であり、家庭用商品の販売実績は全国的に悪化した。高止まりする原材料費や物流費、人件費などのコスト環境も厳しい。多角化で業績を伸ばす大手と中小企業との格差は拡大し、現状を楽観視する関係者は少ない。小規模事業者は業界団体が進めるPR事業と連携し、自社の“強み”を生かした商品開発や新たな販路開拓で生き残りを図るこ・・・
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     【新潟】新潟県内は味噌メーカーの廃業・休業が目立つ。一方、糀(こうじ)や甘酒を商品化するなど多様な事業展開で生き残りを探るメーカーもある。そんな中で、「品質本位」をモットーに、愚直に味…

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     ●品質・技術力向上に一役

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