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塩特集2018.08.20 11749号 11面

過度な減塩に危機感 市場変化へ対応急務

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2018.08.20 11749号 11面


 長期的なダウントレンドにある塩業界では、急速に変化する市場への対応が鍵となる。塩の消費量は人口減少や家庭での調理機会の縮小に伴い下降の一途をたどり、過度とも言える“減塩志向”の強まりに多くの企業が危機感を募らせる。企業や団体が互いの利害関係を超えて連携する「塩と暮らしを結ぶ運動」の立ち上げで情報発信の機会は増えたが、業界への逆風は強まるばかり。熱中症対策などで適度な塩分摂取の必要性が叫ばれる中、家庭用塩は用途拡大に向けた取組み、業務用塩では安定供給とブランド価値向上の提案が・・・
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     食品スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで販売される家庭用塩の販売量は、17年度も前年実績を下回った。

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  • 業務用動向=減少傾向は脱せず 加工食品は塩で差別化の動き(2018.08.20)

     17年度に食品加工用として供給された塩は前年並みの78万4000tだった。内訳は漬物用が7万7000t(前年度比2.7%増)、味噌用が3万4000t(同5.6%減)、醤油アミノ酸用が17万t(同3%増)、水産用が15万3000t(同…

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  • 東京・品川区で8月に行われた塩の体験イベント 2年目「塩と暮らしを結ぶ運動」 多様な手法で活動認知向上へ(2018.08.20)

     活動2年目を迎えた「塩と暮らしを結ぶ運動(くらしお)」。塩に関連する団体・企業がその垣根を越えて連携し、消費者の塩に関する理解促進を図る運動だ。

     活動のキャッチフレーズは「ひとりひとりにちょうどよく たのしくかしこく“…

  • コスト環境悪化 値上げの理解求める(2018.08.20)

     燃料費や物流コストの上昇が、塩メーカーの収益を圧迫している。錆びやすい製塩設備の維持更新費も利益を削る要因だ。すでに国内大手製塩メーカーは食品加工向けの業務用塩の値上げを発表。輸入塩の価格改定も想定されるため、天日塩を再加工して作る…

  • 主要メーカー動向=塩事業センター 減塩「食卓塩」の定着へ(2018.08.20)

     塩事業センターは専売制度下で行われてきた事業を承継し、公益事業として塩に関する調査研究や生活用塩の安定供給、塩の備蓄などを行う。「塩と暮らしを結ぶ運動」の旗振り役として、塩の機能性・効能に対する理解促進に向けたPR活動にも取り組む。…

  • 主要メーカー動向=エスビー食品 「マジックソルト」好調(2018.08.20)

     エスビー食品の「マジックソルト」シリーズは昨年度、前年比7.5%増と数字を伸ばした。同シリーズは発売以来、売上げを伸ばし、今第1四半期も好調な推移を続けている。近年は減塩志向が高まっているが、同社の「マジックソルト」もハーブと塩のシ…

  • 主要メーカー動向=伯方塩業 主力と別ブランド展開(2018.08.20)

     【中国】「フルール・ド・セル」は、伯方塩業の主力商品「伯方の塩」とは一線を画した別ブランドで展開。じっくり時間をかけて結晶させた大粒タイプで、岩塩とは異なり、口溶けが良いのが特徴だ。にがりを程よく残した結晶が層になっているため、塩味…

  • 主要メーカー動向=日本精塩 家庭用「ク~ちゃん」軸(2018.08.20)

     日本精塩はメキシコの輸入天日塩を原料に、各種特殊製法塩をメーンにしながら一部では取引先の規格に基づくブランド品の製造販売を行う。販売構成比は業務用が98%を占めるが、家庭用商品では「ク~ちゃん天日塩」を軸に、塩とスパイスに天然酵母エ…

  • 主要メーカー動向=鳴門塩業 金箔塩など新商品開発(2018.08.20)

     徳島県鳴門市に本社工場を置く鳴門塩業は、海水のろ過・膜濃縮・煮詰めの3工程で海水の不純物を分子レベルまで除去し、安全性の高い塩を供給している。売上げの大半を占める業務用塩は燃料費の高騰などを理由に4月に値上げを発表。家庭用塩はウエッ…

  • 主要メーカー動向=日本海水 海水事業を軸に多角化(2018.08.20)

     製塩業界首位の日本海水は、塩造りの技術や海水資源を基に環境や電力、食品、農業へと事業領域を拡大している。海水に由来する事業の拡大と発展を目指し、塩のリーディングカンパニーとして業界をけん引。エア・ウォーターグループの一員として研究、…

  • 主要メーカー動向=味食研 「ソフト塩」で自社商品(2018.08.20)

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  • 主要メーカー動向=天塩 発売45年キャンペーン(2018.08.20)

     塩とにがりのパイオニアである天塩は、発売45周年を迎えたにがりを含んだ粗塩「赤穂の天塩」を中心に焼き塩や低ナトリウム塩、顆粒塩など幅広い商品を揃える。塩あめなどの加工品も充実し、塩の総合メーカーとしての地位を固める。

     …

  • 主要メーカー動向=青い海 沖縄海水塩で価値訴求(2018.08.20)

     1973年から沖縄県内初の塩製造メーカーとして歴史を重ねてきた青い海は、特殊製法塩やにがりなどの製造販売を行う。糸満市沖約2000mから取水した海水を原料に作る海水塩は独自性が高く、県内外に固定客が多い。読谷村では塩のテーマパーク「…

  • 主要メーカー動向=味の素社 伸長領域へ活動を集中(2018.08.20)

     味の素社の塩製品群の販売戦略は、低ナトリウム塩の「やさしお」が伸長領域として、活動を集中していく方針に基づくものだ。同社では、塩の市場は、生活者の減塩意識の高まりが主な要因となって低減傾向が続いているとし、しかも、高齢化に伴って生活…

  • 主要メーカー動向=海の精 伊豆大島で作る純国産(2018.08.20)

     伊豆大島の海水100%を原料に、立体塩田と平釜で作り上げた塩を製造・販売する海の精は、伝統的な製法や歴史を訴求することで自社商品の価値訴求に努める。一般スーパーを中心に自然食品店やオーガニックスーパーへの提案も強化する。会員向けのイ…

  • 主要メーカー動向=マルニ 業務用小袋の間口拡大(2018.08.20)

     【関西】専業メーカーのマルニは、4~6月の売上げはやや前年を下回った。国内産にがり塩は前年を維持、惣菜などに添付する業務用の小袋類は伸長したが、輸出用の一部がストップしたことが響いた。

     小袋類は目下19品目をラインアッ…