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全国味噌特集2018.09.19 11765号 07面

停滞するマーケット 需要回復の正念場 業界一丸でPRを

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2018.09.19 11765号 07面


 味噌業界は需要回復に向けた正念場を迎えている。上半期の国内消費は前年同期を下回り、下半期も明るい材料は乏しい。18年通期の出荷量も前年実績を割り込みそうだ。輸出は好調を維持しているが、足元の国内需要の底上げが急務とされる。味噌消費拡大に貢献しそうな新商品の発売も少なく、マーケットは停滞気味だ。健康志向の高まりを背景に国内外を問わず発酵食品の人気は高い。自社商品だけではなく、味噌という日本古来の伝統食材の魅力を業界一丸となって再訴求していくことが重要だ。

 (涌井実)

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