日本食糧新聞 電子版
Twitter
Facebook

全国味噌特集2019.03.18 11850号 07面

大手・中小の格差拡大 業績面で二極化進む

印刷
Facebook
2019.03.18 11850号 07面


 18年の味噌業界は、ほぼ横ばいで推移していた出荷量が再び減少に転じた一方、輸出は量・金額ともに過去最高を更新した。業績面では積極的な事業展開で収益を伸ばす大手企業と中小零細企業の格差が拡大。商品開発や販売・プロモーション面で差別化を図れない大多数のメーカーは苦境に立たされている。

 (涌井実)

・・・
[全文は電子版会員登録を]

特集その他の記事

  • 概況=厳しさ増す経営環境 経費上昇・人手不足が追い打ち(2019.03.18)

     味噌を取り巻く環境は厳しさを増している。国内向けは人口減や高齢化に加え、生活の多様化、嗜好(しこう)の変化などで消費量が減少。出荷量はピーク時の約3分の2、企業数も1000社を割り込む状況だ。19年は原料穀物相場に大きな変動はないと…

  • 出荷=18年は1.1%減少の40万5245t 家庭内消費が苦戦(2019.03.18)

     全国47組合887社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味)によると、18年の味噌の累計出荷量は40万5245t(前年比1.1%減)だった。17年に9年ぶりに前年実績を上回った出荷量は再び減少に転じた。即席味噌汁への供給や輸出は…

  • 輸出=量・金額で過去最高更新 伸びる米国とアジア(2019.03.18)

     財務省がまとめた最新の貿易統計によると、18年(1~12月)の味噌の総輸出量は1万7009t(前年比6.2%増)、輸出金額は約35億1800万円(同5.5%増)でいずれも過去最高を更新した。特に米国と中国、タイ向けの輸出が大きく伸び…

  • これ1本でアレンジの幅が広がる神州一味噌の「パパッと味噌パウダー」 新商品=北欧のそら豆ミート、味噌パウダーに期待(2019.03.18)

     大手を中心に春の新商品が出揃った。即席味噌汁や甘酒などへの投資が目立ち、味噌の新商品は乏しかった。中小メーカーも同様で、今春は既存商品の底上げに注力する企業が多い。北欧・フィンランドから日本に初上陸したそら豆由来の次世代ミートや、料…

  • 独創的なフォルムが印象的なハナマルキの「みそ作り体験館」 業界トピックス=味噌メーカー、広がる“おもてなしの場”(2019.03.18)

     味噌メーカーが運営する“おもてなしの場”が人気を博している。日本が誇る発酵食文化を〈観る・聴く・触れる・香る・味わう〉の五感で学べる人気スポットだ。醸造の歴史や発酵食品の魅力を伝える「情報発信基地」として活用する企業が多く、消費者と…

  • 業界トピックス=マルコメ、発酵食品を世界に発信 バンコクにアンテナショップ(2019.03.18)

     マルコメがタイ・バンコクに開設したアンテナショップ「発酵らぼ(Hacco labo)」=写真=がこのほどオープンした。本社を置く長野県と連携し、海外に向けた県のPRや県内企業の商品を販売することで「発酵食品を世界に広げていく」という…

  • 業界トピックス=ひかり味噌、アメリカンスクールで食育授業(2019.03.18)

     ひかり味噌は和食文化の継承に取り組む和食給食応援団(合同会社五穀豊穣内)と協力し、5日に東京都調布市のアメリカンスクール・イン・ジャパンで、味噌と和食の魅力を伝える食育授業を行った=写真。

     3年目となる今回は、1902…

  • 業界トピックス=第61回全国味噌鑑評会 竹屋らに最高賞(2019.03.18)

     昨秋、その年の“日本一”の味噌を決める「第61回全国味噌鑑評会」が開催され、全国から集まった406品の中から農林水産大臣賞が6品、食料産業局長賞が15品、全国味噌工業協同組合連合会会長賞、中央味噌研究所理事長賞、全国味噌鑑評会審査長…

  • 業界トピックス=サンジルシ醸造、「しじみ汁」など投入(2019.03.18)

     【中部】サンジルシ醸造は2月27日、リニューアル商品として伊勢志摩産アオサ使用の「FD料亭合わせあおさ汁」をはじめ減塩タイプの「即席減塩赤だし殻付きしじみ汁」=写真=「即席料亭赤だし袋入り」などを発売。豊富な品揃えで新たな需要を喚起…

  • 北海道地区動向=高い無添加・減塩ニーズ(2019.03.18)

     【北海道】2018年1~12月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合発表)は2万2983t(前年比2.6%減)、仕込み数量は2万2897t(同2.7%減)となった。北海道味噌は、辛口の米味噌、麹歩合がやや高く塩分は控えめ…

  • 関東・静岡地区動向=店頭アイテム減少傾向(2019.03.18)

     他のエリアに比べて地域色が薄い関東地区では、味噌の取り扱いアイテム数を絞り込む小売店が増えてきた。売場ではPOSデータの上位を占める各社の“エース級”商品がしのぎを削り、地方メーカーの商品や新商品が入り込む隙がない。製販が協力して商…

  • マルコメの子会社で甘酒・米麹を手掛ける「魚沼醸造」が3月に公式オープン。業界最大級の円盤式製麹装置は1周およそ45分、2日で約20tの乾燥米麹を生産する 長野地区動向=中小・独自価値の創出へ(2019.03.18)

     【長野】「信州味噌」の地元、長野県。トップメーカーから老舗蔵まで大小約120が軒を連ね、県全体の出荷量は全国シェアの約50%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた県の18年の味噌実出荷量は20万1293tで、前年から0.9%減…

  • 関西地区動向=好調大手メーカー 白味噌販売増(2019.03.18)

     【関西】大手メーカーの関西拠点の販売状況は、引き続き好調に推移。生味噌では引き続いて無添加、減塩タイプの動きが良く、即席も堅調。麹商材についても、それぞれが強化するカテゴリーで成果を上げている。京都府の18年1~12月の出荷量(全国…

  • かねこみそ「旨辛にんにくみそ」 四国地区動向=こだわる独自の切り口(2019.03.18)

     【徳島】徳島県の18年1~12月の実出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、前年比1.6%減の6864t。四国4県の中では圧倒的に多いが、出荷量は年々減少傾向にある。県内は特産の御前味噌を中心に地元味噌の消費割合が高い。かねこみ…