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育児用調製粉乳・ベビーフード特集2017.07.14 11558号 06面

新需要喚起の好機 出生数減少は進行

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2017.07.14 11558号 06面

 育児用調製粉乳(育粉)・ベビーフードの生産量は出生数の減少や母乳育児定着という逆風の中でも、インバウンドや輸出量の増加、使用期間延長などで順調に推移している。人口構造や社会の変化は市場環境も変える。情報伝達手段や販売・流通形態も多様化し、こうした変化への対応は新たな需要喚起のチャンスでもある。しかし、需要基盤の縮小は新市場開拓の必要性を提起し、新たな課題も生んでいる。育粉の国内向け生産量に影響する液体ミルクの話題はチャンスと同時にリスクも大きい。

 (山本大介)

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